三崎優太ロングインタビューseason1第4話
「三崎さんは反社会的勢力ですから株主にしたのは間違いです」

三崎氏は当社の株主ではありません。

ある日。当時、アスクレピオス製薬株式会社の代表取締役だった「越山晃次氏」はこう宣言した。

「三崎氏は当社(アスクレピオス製薬株式会社の)株主ではありません」。

そしてそれを争うために、「渡邊昌裕弁護士」(わたなべ法律会計事務所)を始め、「竹岡裕介弁護士」(潮見坂綜合法律事務所)、「小野寺俊氏」((株)ヴァンサンク)、「村上友一氏」((株)エンターテック)「TMI総合法律事務所」などで脇を固め、なんとしても、筆頭株主である三崎の株を奪うつもりだった。

(渡邊弁護士と越山氏が交わした「委任契約書」。三崎の600株を奪うことが出来たら渡邊弁護士に最大6000万円が支払われる)

ここにあるのは一枚の契約書だ。

渡邊弁護士と越山氏が代表取締役だった頃のアスク社が交わした「委任に関する契約」である。

何に関する委任か。

「三崎優太氏からの甲(アスク社)株式600株の株主権主張に関する交渉、訴訟、保全処分への対応」。

つまり、簡単な話、これは錯誤無効等の主張が認められ、三崎優太氏が甲(アスク社)の株主でないと判断された場合

着手金は2000万円。報酬金は4000万円。合計6000万円もの大金が渡邊弁護士に舞い込んで来ることになる。

読者の皆さんの中には、株の知識がない方もいらっしゃるだろう。

なぜ越山氏がここまで三崎の株を欲しがるのか。理由は簡単だ。

アスクレピオス製薬株式会社の1株あたりの価格が高騰していたからに他ならない。

1話に話を戻そう。

アスクレピオス製薬株式会社の設立当初の売上は4974万円、営業損失約2497万円、当期純損失約2501万円。

見事な赤字決算だ。

そのような状態では、もちろん、株主配当等は、あるはずもなく、株をもっていた所で株主に旨味はない。

(イメージ)

しかし、3000万円の出資をし、当時メディアハーツ(現・ファビウス)の代表取締役として倍々ゲームで売上げを伸ばし、時代の寵児と目されていた三崎が、アスク社の指揮を執り始めたらどうだろう、同社は、メディアハーツ同様、急速に売上げと利益の伸びを見せ、1株当たりの利益は恐ろしいほどの含み益を見せていた。

馬主にもなった三崎。絵に描いたような成功者だった

 

2019年度の年商は、なんと72億である。一株当たり当初5万円だった株は、一体、いくらにまで上昇しただろう。

1000万? 1億? 5億? いや、10億? それとも…?

越山氏の算定ではそのキャピタルゲインは令和元年 6 月 21 日時点で 、なんと、31 億 5000 万円だという。(裁判資料より)

同社の株を持っていたのは三崎と、越山氏の二人だ。

越山氏は、突然、その三崎の株を奪取しようと動き始めた。

この虎の子を、どのようにして奪うか。そこで、弁護士を何人も立て、チームを組み、彼らは作戦を立てていたというのだ。

「三崎氏は『反社会的勢力』です!」

「私は、三崎氏に対する株式譲渡について錯誤無効を主張して争ってきました」。(越山晃司氏SNS 2020年4月12日投稿)

越山氏は自身のSNSで発言している通り、

なんと、越山氏とその周囲の弁護士たちは、さかのぼって、突然、三崎氏に「株式譲渡」したことは「錯誤無効」だったと主張して、「東京地方裁判所」に「株主権確認訴訟」を起こそうとしたのだ!

つまり、越山氏は、突如、三崎氏を「株主ではない」「株主にしたことは間違いであった」と、今になって主張し始めた・・・

 ここまで読み進めてくれた読者の方はお気付きではないか。

「3000万円貸して下さい」と頭を下げて三崎に借金を申し入れして来た越山氏。「返すお金がありませんので」とアスク社の株を持ってください、と頭を下げ、お願いをしてきた越山氏。

理解を示し、半ば、仕方なく、アスク社の筆頭株主になった三崎。

そして、越山氏の自宅のさいたま市を拠点にしていた同社を、渋谷のメディアハーツ(現・ファビウス)に居候させてあげた三崎氏。

自分の結婚式のスピーチを依頼した越山氏、それに応え、スピーチをしてあげた三崎氏。

(越山氏の結婚式。三崎が結婚式のスピーチを依頼され、依頼に応え、スピーチをした)

(越山氏のミーティングメモ。三崎さんへ「結婚式のスピーチをお願い」とある)

しかし、越山氏は言う(SNS 4月3日投稿)。

「私は、三崎氏が反社会的行為を行う人物であれば、三崎氏に対して当社株式を譲渡(注:2016年)することなどあり得ませんでした。

このように一方的な思い込みで当社を追い出されるのであれば尚更です。

越山氏はずっと一貫して三崎を「反社会勢力だ」と言い続けた。

三崎が、何か薬物の過去でもあるというのか?それとも黒い繋がりでも?

三崎「僕が『反社会勢力』だから『株を譲ったのは間違いだった』という筋書きを突然、突き付けて来たのです」

何をもって越山氏側は三崎さんを「反社会勢力」だと主張しているのでしょうか。

三崎「『街宣車』を送り込んだ、という、この一点ですね」

ー街宣車?あの選挙カーや右翼団体が使う街宣車ですか?

(選挙カーレンタル日本で最大級の「選挙レンタルJAPAN」・レンタル会社HPより・選挙カーは当然、合法である)

 

三崎「そうです。実際、僕は当然ですが、そんな物は使ったことはありません。どこに頼めば使えるのかも知りません」

ーその街宣車を送り込んだから即イコール「反社会勢力だ」、と。決めつけるのはかなり難しい理論設計ではないでしょうか。

三崎「もはやよく分かりません。ただ、僕は、全くもって、そんな物を送り込んでいませんし、送り込まれたとされる『A社』さんとは親しくさせて頂いており、オーナーのXさんとは食事に行って情報交換するような仲です。なぜ、そんな友好関係にあるA社さんに、嫌がらせをする必要があるのか。全く必要のないことです」

三崎が「反社会的勢力でないと困る」

着手金2000万円で雇われ、報酬金4000万円をちらつかせ、カネで雇われた悲しき弁護士・渡邊弁護士。

我々が思い描く「正義の味方=弁護士」であるはずの弁護士像はどこへ行ってしまったのか。

彼は、越山氏と、こんなやりとりをしている。

「反社勢力であることの証拠が入手できないと何もできませんので」(TMI 岩倉弁護士 2019年12月25日)

これは…。全くの後付けではないのか?三崎が反社の人間ではないことを分かりながら、「何か証拠を持ってきて」とでも言っているかのようだ。

また岩倉弁護士については、渡邊弁護士と、こんな不可解な、やりとりもしている。

「三崎氏はネームバリューに弱いようですので、岩倉先生にご対応頂くことによって、勝訴するか、どこかで和解で着地できないかを模索していくことになる見込みです」(渡邊弁護士2019年12月25日)

何のやり取りをしているのだろう? とんだクリスマスだ。

(「ネームバリュー」に弱い?から岩倉弁護士に対応頂くことによって勝訴・・意味がよく分からない文面だ)

三崎氏は「街宣車」を送り込みました。

ここにこんなやりとりがある。

これはその頃、国税局のあまりに長期に渡る調査に疲労困憊していた三崎が苦肉の策として編み出した、最後の一手だった。

実は、三崎率いるメディアハーツ(現・ファビウス)の大ヒット商品、「フルーツ青汁」と同種の商品を販売していたA社には、実際、どこの誰か分からないが、街宣車が、差し向けられていたという。

三崎には、過去、この「街宣車」を、ライバル社A社に差し向けた、という事を、(本来、まったくない事実無根であるが)、税務調査で、疲労困憊の中、ライバル社A社に対して行ったという事を、国税庁対策の一環として、作成してしまった、という痛恨の一打があった。

三崎「本来、これは、全く、自分がやったことではありませんでした。しかし、国税庁があまりにしつこく、長期に渡り、私の調査を行って来ました。はっきり言って疲労困憊で、正常な判断ができませんでした。そんな中、自分で何か対策は無いかと考え、A社さんが『街宣車』が会社の周りをうろついて困る、という話を聞いていたので、それを、うちの会社が差し向けた、その為にこれだけの費用が掛かった、と費用化しようという風に主張しよう、と考えたのです。

同じく、いわゆる『スパムメール』などもそうでした。しかし、実態は、一切、ありませんでした。本当のところは、A社のXオーナーとは、よく食事に行く仲でしたし、情報交換したりしていて、ライバルとは言え、実は、親しくお付き合いさせて頂いていました。

ですので、A社さんに対して、街宣車を差し向けるわけなどありませんし、スパムメールなどする理由もありません。一切、やっていません。ただ、単なる『国税庁対策』として行ったに過ぎませんでした」

ーただ、A社の周りに街宣車がグルグルと回って来ていたのは本当なんですね?

三崎「それは本当だということです」

ーでは一体、誰がなぜそんな事をされたのでしょう?

三崎「A社さんは美容健康食品の他にも、幅広く事業を展開されていたので、もしかしたら、他の事業で何かトラブルがあったのかな?と。でも自分はそちらのほうは全く分かりませんでした。ですので、結局のところ、誰が差し向けたのか、一切、分かりません」

そこで、今後の事も考え、A社とメディアハーツ社との間で「和解契約書」を締結することとなったという。度々と言うが、これらに書いてあるような行為は三崎は、一切していない。あくまで国税庁対策のためにやったことだった。

謎の街宣車は本当に存在していた

我々は、三崎に依頼し、「街宣車」を差し向けられたという、A社のXオーナーに直接インタビューをすることが出来た。

2020年初夏。とある日。渋谷区にて、メディアハーツ(現・ファビウス)と同業者のA社のオーナ、X氏と会う事が出来た。

三崎はX氏と筆者が会う事を告げると、「一流の物をX氏に贈って欲しい」と託した。

託された筆者は、スペインの王室にも献上されている超希少品「カカオサンパカ」のチョコレートを、持参した。

X氏は立ち上がって深く御礼をし、言った。

X氏「確かに『街宣車』が度々とやって来ました。当時、全くどこの誰が、何の為にやっているかは分からなかったですし、今も分かりませんが、うちの会社の名前を連呼し、会社の前にしばらく駐車して、少し経つと、どこかへ消え、また、戻って来るんです。何がしたいのか、何でそんな事をしているのか、その時も、また、今もって、理由は全く分かりません。本当に何がしたかったのでしょうか?ここちらが聞きたいくらいです

X氏は、全くもって、街宣車の出どころを知らなかった。

インタビューが終わり、帰り際にX氏は、「三崎さんと食事に行きたいですね」「いつも、近々、行こうと言うが、お互い忙しくて行けず終いです」「何かきっかけがあるといいのですが」と笑っていた。

2人にしか分からない友好関係があるように思えた。

しかし、この「街宣車」の存在が、のちに三崎を、いや三崎のみならず他の者までも、苦しめることになる…。

「三崎氏を株主にしたのは大きな間違いでした」

越山氏サイド(渡邊弁護士)は、何としても三崎を「反社会勢力」=「反社」であると位置付け、そんな人間に「株を持たせてしまったこと」は「錯誤」(間違い)であった、であるからして、三崎に渡してしまった「600株は無効」である…。

というストーリーを描き出し、三崎の株をどうしても奪い取るつもりだった。

それには、なんとしても、「あの書類」が必要であった…。

あの書類…。何が何でも手に入れなければならない。あの書類が、それを証明するキモなのである…。

それを持っているのはあの男性…。それを手に入れる為には、どんなにカネが掛かっても構わない…。

越山氏サイドは、そう決めていた。その書類を入手することで、一人の人生が大きく狂うこともお構いなしに…。

(第4話終わり 第5話に続く)

(編集部では「越山晃次氏及びその関係者に度々とコンタクトを試みている。唯一、A氏は電話に応対したが内容も聞かず「弁護士を通せ」と言うのみだった)

season1 終了

インタビュー・文/山﨑みしえる

撮影/石黒幸誠(go relax E more)

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